大切な家族や親族が亡くなった際には、亡くなった人が残したものを整理する「遺品整理」を行う必要があります。しかし、遺品整理は何度も行うものではありませんので、どのように進めたら良いのか戸惑うことも少なくありません。

こちらでは、遺品整理で気をつけたいポイントをいくつかご紹介します。遺品整理でお悩みの際はご参考ください。

遺品整理を行う際はまず、気持ちを落ち着けることが大切です。故人との関係が深ければ深いほど、気持ちは特に乱れており、遺品整理がなかなか捗らないということも珍しくはありません。

また、心身共に不安定な状態で行ったために、悲しみがより強くなってしまうこともあるのです。遺品整理は気持ちを切り替えると同時に、心の整理を行う目的があります。そのため、心が落ち着きを取り戻し始めた頃に行うことをおすすめします。遺品整理で心の整理をつけることで、新たな生活を送るきっかけとなるでしょう。

家族や親戚と協力しながら作業を進めることも、遺品を整理する上で気をつけたい点です。自分1人で整理してしまうと、後から家族や親戚から不満の声が上がるなど、身内トラブルが起きる可能性もあります。整理前に家族や親戚と残すもの・処分するものについて相談しておくことが、トラブルを防ぎ遺品整理をスムーズに進めるためのポイントです。

遺品整理の最中に、故人が生前に書いた遺言書を見つけることがあります。遺言書は、財産を相続する相手や遺品の管理などについて記されているため、誤って処分しないよう注意しましょう。

遺言書の中には封印されているものもあり、この場合は相続人立ち会いのもと、家庭裁判所で開封しなければなりません。このことから、遺言書の取り扱いには注意が必要です。

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